Coucou ! ほたです。
このコーナーでは、私がフランス語の学習を通じて出会った「なるほど!」と思える表現や小ネタをまとめています。
映画やドラマ、ポッドキャスト、小説、レッスンや友人との会話など、ソースはさまざま。教科書だけではなかなか出会えない発見があるかも…?
前回はこちら↓

もうムリムリムリ…
こういう同じ言葉を繰り返して言うのは世界共通。ただし知らないと言えないし、意外と習うことがない。
日仏合作の映画『うま味/Umami』でこのニュアンスを出せる表現を発見しました。
Pitié ! Pitié ! Pitié !
見るからに普段運動してなさそうなシェフが、自転車で坂道を登って言うセリフ。
Pitié は「お願いだからやめて!」「勘弁して!」のような、切羽詰まった懇願です。
ホラー映画でも出てきそうなセリフです(フレンチホラーは未開拓です!)
おっとっと
同じく映画『うま味/Umami』から重ね言葉。これは字幕として秀逸だと思ったので、ぜひ訳語を紹介させてください。
doucement, doucement, doucement.
直訳ならもちろん「ゆっくり、ゆっくり」。このままの意味で、日常的にもよく使います。しかし字幕は「おっとっと」。
ちなみにどういう時の「おっとっと」かと言うと、お酒を人に注いでもらって溢れそうな時に言うやつです。
どこか昭和のサラリーマンの香り…
映画貼っておきます。なんとなく読める展開だけど軽く観られて良い。最近推している長塚京三さんはフランス語がとってもお上手。
旅行気分はいい気分?
最近、自分の口から出て自分で「こんな便利な単語が!」と驚いた(?)単語があります。
あそこは好きだな、中心街から近いのに旅行に来たような気分になれるからね。
J’aime bien là-bas. C’est tout près du centre-ville, mais ça me dépayse.
この環境が変わって気分転換になる、日常から離れた気分になる、旅行気分になることを dépayser という一単語で表せます。(dé- + pays + er と分解すると、しっくりくる)
この単語が面白いのは、日常から離れて気分転換になることも、慣れない環境に置かれて戸惑うことも、同じ dépayser で表せるところです。ポジティブにもネガティブにもなり得ます。
フランスにいた時、Tu n’es pas trop dépaysée ? と聞かれました。(dépayser の過去分詞から派生した形容詞)
これは馴染めなくて戸惑ってないか、大丈夫かと聞いてくれている気遣いなんです。非日常、ということは裏を返せばそこに居場所がないということにもなります。
私はけっこうずっと dépaysée でしたので、やはり日本が好きです(笑)
特別ではない「切り札」
atout は「切り札、奥の手」のこと。
でも最終奥義みたいな、特別な時しか使わない単語ではありません。日常の文章でもよく見かけます。
特に求人情報には、よくこう書いてます。
« Une bonne connaissance de l’anglais serait un atout. »
「英語の知識・能力があればプラスになる」
ちなみにポケモンの技名では、「切り札」の訳そのままで atout が使われています。
死んでもイヤ
比喩ですが、子供の頃からこの年になってもまだよく言います。それがフランス語だとこちら。
Jamais de la vie !
絶対に有り得ない!という感じ。
このフレーズが使われている私の大好きなポッドキャストのエピソードがあります。
子供が言いつけを守らずトイレの便器(大の用足し済)に鍵を落として、母親に自分で手を突っ込んで拾いなさいと言われた時のセリフ。
「死んでもイヤ」がこんなにハマるシチュエーションあるでしょうか。
こういうエピソードとセットでこそ、私は表現に実感が持てるのです(笑)
ではまた次回のまとめ記事で!
A bientôt !


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