仏検1級、再合格!一発合格2回【問題傾向・対策・得点公開】

仏検1級の受験総括をイメージしたフランス語の新聞記事 仏検対策

Coucou ! ほたです。

仏検1級合格から4年、再合格しました!

4年前の総括はこちら↓

仏検1級一発合格!【レベル・問題傾向・対策・得点公開】
仏検1級に一発合格したときの受験レポート。レベルや試験形式、実際の問題傾向、対策、得点まで、1級受験に向けて私が試行錯誤した過程をまとめました。

 

これで一発合格が2回。燃え尽きました。

まず恒例の、点数の公開からいきます。

仏検1級の合否結果なんと苦手だった面接が46/50点!

前回と比べると筆記は10点、面接は3点しか上がっていないのですが、注目は得点率。

筆記は前回基準点プラスたった1点、首の皮一枚つながり63%で通過したんです。それに対し今回は、基準点プラス25点、得点率は70%。上がりました!

まあそれでも7割と晴れ晴れな点数でもないですが、良しとしています。特にこの4年、ずっと克服に力を入れてきた面接にも概ね満足しました。

なぜ「良し」かと言うと、生活の大半を準備に捧げた4年前とは圧倒的に環境が変わり、今回は限られた時間で相当苦しんで、それでも出来る限りのことは全部したからです(本業以外に翻訳のOJT研修で週45時間ほど取られる時もあり、結構な限界を感じました笑)

私生活部分はさておき、とにかく今回は試行錯誤しました。前回は「ただ愚直に全力で全ジャンル勉強する」と書きましたね。

今も基本は変わらないですが、一度目の経験を活かし力を入れるパートの優先順位を決めました。もちろん、どのパートも捨ててませんよ。捨てていいパートなど1級に存在しません!

というわけで今日も1級受験を考えているという同志に向けて私が再合格までに実際やったことや分析を、新バージョンでまとめます。

今回も総括編・対策編・面接レポ、そして面接対策編で分けてお届け予定です。

 

仏検1級のレベル、試験形式

※この部分は前回の記事を参照。

ただ一点気になるのは、最終合格率です。4年前は10.8%だったのが、8.7%まで下がりましたね。やや怯む数字です。

私もこの4年間、ほぼオーラルしかやっていなかったとはいえ、フランス語から離れていたわけではありません。それでも、試験は難しくなった気がしました。

が、どれだけ狭き門だろうが、できる勉強をするまで!早速いきましょう。

 

問題傾向、対策、総括

実際の問題傾向から見ていきます。問題は詳しく載せられないので、私自身のざっくり総括です。

実際の過去問はAPEF公式ページにも掲載されています。

 

筆記

名詞化

配点3点、計4問、合計12点。
1級は名詞化のうえ、文章全体を書き換えます。

全文の書き換えまで正しくできたかは微妙ですが、一応4問中3問名詞化できました。

名詞化辞典や対策本のやり込みで、そこそこ勘所ができたように感じます。

solennité を書こうとして、solennelleté なんて新しい名詞を生み出してしまったけど、満足。

 

多義語

配点2点、計4問、合計8点。
同じ単語が入る2つの文章の空欄を埋める問題です。

半分正解。ここはどれだけ時間をかけて勉強しても、本当に難しいパートです。

悔しいのが renvois が解答のところ、惜しい renvoies までいっていたこと。何かを掴んではいたようです。

ここは知識の蓄積に長い時間がかかるので、ブログでもこれから多義語を充実させていく予定です。

 

前置詞

配点2点、計4問、合計8点。
文章の空欄に選択肢から適切な前置詞を選んで入れる問題です。

相変わらず苦手で今回も全問不正解を覚悟しましたが、なんと4問中3問正解!半分まぐれです。

せめて問題集に出るものだけでも、と前置詞パートは間違いがゼロになるまで7周しました。

ここの対策は永遠に不明。

 

時事用語

配点1点、計5問、合計5点。
1級のみの時事用語を穴埋めするパートです。

配点が低いので対策本の練習問題以外は、唯一あまり深追いしなかったパート。にも関わらず、奇跡的に3問正解しました。

今回はけっこうサービス問題だったのかなと思ったのが「戒厳令」。本当にあらゆる練習問題に出てきています。なのになぜか当日、書けないものなんですよね…(笑)

そしてまたまた、時事用語…?と疑問を持つ「ファスナー」なんて出ました。

過去の「観覧車」や「管楽器」を見ても、結局出題範囲は「すべてのフランス語単語」みたいなものなので、私の優先順位は今回下がりました。

 

動詞選択活用

配点2点、計5問、合計10点。
20行ほどのテキストの空欄に選択肢から適切な動詞を選び、必要な形にして埋めます。

選択肢の動詞自体は相変わらず難解なものはナシ。

私はここも苦手パートで、今回は一番力を入れました。会社のお昼休みはずっと活用アプリを使い、最終的に250ほどの不規則動詞の活用を叩き込みました。

絶対に気を付けたいのが、高確率で性数一致もさせる問題があります。

とにかく動詞にかかる主語が女性かとか、複合時制にするなら女性の直接目的語を前に取っていないか、注意深く見るべきです。問題をつくる側の気持ちになれば、なんか分かりますよね(笑)

私も最後の見直しで気付いて、一致させることができました。5問中4問正解。

 

長文完成選択穴埋め

配点2点、計5問、合計10点。
約1ページ(25行ほど)ある文章を読んで文脈に合う文を選択肢の中から選びます。

内容は「樹木が環境や町や人体にもたらす恩恵」という話でした。

全問正解。

 

長文正誤

配点2点、計6問、合計12点。
約1ページ(25行ほど)ある文章を読んで質問文の正誤を答えます。

内容は「フランスが抱える水不足」の話でした。

4年前もでしたが、長文は自然科学テーマが好きですね。どうかなあと迷うものもありましたが、ここも全問正解。

 

長文日本語要約

配点7~8点、計2問、合計15点。
約1ページ(30行ほど)ある文章を読んで、日本語で内容を要約します。

4年前は3問でしたが、2問になりました。年度によるのかな?国語のテストのように指定された字数の日本語で答えます。

ここは一つ落とすだけでもインパクト大なので、頑張りたいパートです。

内容は「喘息用の薬に、食物アレルギーへの耐性を高める効果が発見された」というような話でした。

個人的に大好きなテーマで、字数制限のある要約や日本語化も比較的得意(字幕翻訳で鍛えています笑)。ここは珍しく「できた!」という手応えがあり、満点を予測。

DELF DALFにもつながりそうな話ですが、長文の「核」をつかんで要約する訓練は、時間がかかるけど上級になると避けて通れない気がします。

 

和文仏訳

配点20点、1問のみ。
3行程度の日本語の文章をフランス語にします。

結局どうだったかわからずじまいの4年前と違い、今はAIにそれなりに採点してもらえるようになったので、私の回答を見てもらいました。

AI評価では「かなり良い出来/16~17点」とのことです。(もちろん実際の採点基準は分かりません)

技術の進歩で対策もしやすくなりました。

少々拙くても安全策を取りに行く(ヘタに自信のない表現を使わない)、日本語特有の部分は直訳しようとせず、発想の転換で言い換える練習をすることが大事だと思います。

今回悔しいのが「美食家(gastronome)」というワードが出てこなくて、苦し紛れに同じ意味を説明しようと、Il n’a jamais d’attentes élevées en matière de nourriture. としたのですが、意図がずれました(でも健闘したとは思う)

細かい文法ミスやニュアンスのズレはまだ課題です。でも相変わらず正解がひとつではない作文は楽しい。

 

聞き取り

リスニング穴埋め

配点4点、計5問(1問に穴埋め2つ)、合計20点。
内容はインタビューか対話です。トータルでインタビュー(対話)を3回、問題を2回聞けます。

聞き取ったまま埋めるのではなく、動詞を活用させたり名詞に直して入れる箇所があるので、カッコの前後を見て入る品詞に要注意です。

前回「特別な対策はいらないくらい易しめ」なんて書いたんですが、けっこう間違えてしまいました。スピードはゆっくりです。

10箇所中7問正解。

 

リスニング内容正誤

配点1点、計10問、合計10点。
1級は20行程度の文章です。トータルで文章を3回、問題を2回聞けます。

ここも難関パートではなく、全問正解も可能…だとは思います。でも私は集中力が足りないので、よく1~2問落とします。今回も1問落としました。

やはり普段から長く聞く訓練もしないといけないです。

 

書き取り

配点20点、1問のみ。
文章はトータルで3回読まれます。1級は120語程度で、解答用紙に埋めるとおそらく9~10行程度です。

内容は「陸に大量に打ち上げられたイルカの話」でした。

これがもう、大コケしました!今年すごく難しかったと思うのは私だけでしょうか?

1度目の放送では初っ端からイルカの dauphin にもピンと来ず、話が全然つかめなくてパニックを起こし、2度目で理解もしてない内容を書きとっていくという悲惨な状況に…

なんとか書きながら理解だけは追いつき、最後の放送で爆速で訂正を入れまくりましたが、スペルミス連発だったと思います。前回かなりいけただけに悔しい。

ここまでのパートで大きく失敗している部分がないのを見ると、ディクテでだいぶ引かれたのかも。

今回は対策本のディクテしかしなかったので、量が少なかったことが反省です。やはりTV5MONDEを数周回すべきかもしれません。

 

 


前回の私は試験後の感触を「文法はダメだったけどトータルだと…うーん…という感じ」と表現しておりました。今回の私も似たようなもので、やはり「できた!」とも「落ちた!」とも思わない微妙な感触。

やっぱりこの感触だと60~70%になるということが証明されましたね。

これで総括編は終了です。今後公開予定の記事はこちら。

・一次試験でやった勉強法・教材
・二次試験の受験レポート
・面接対策をさらに詳しく
・4年前と比べたフランス語力の変化

特に今回は、渾身の面接対策を独立させます。

ではまた次回!

A bientôt !

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