【海外でシェアハウス】危険?フランスで男3人と共同生活した話

旅行・ワーホリ

Coucou ! ほたです。

私はワーホリの後半、同世代20代のフランス人、パキスタン人、トルコ人の男の子3人とシェアハウスしていました。フランスでは colocation(コロカシオン、通称コロック)と呼びます。

男3人と住むなんてちょっと日本では考え難いかもしれません。

そんな環境に女一人で住んでみてどうだったのか?

今日は私の実体験から、フランスの(男性との)シェアハウスの様子、トラブルや困ったこと、これからシェアハウスする方が注意すべきことを詳しくまとめます。

 

コロカシオンとは

コロカシオンについて少し補足しておきます。

colocation とは文字通り co-「共同」location「賃貸借」で他の人と一緒に家を借りること。英語のシャアハウスやシェアアパートにあたります。

そして一緒に住むいわゆるルームメイト、シェアメイトのことは colocataire(コロカテール)と呼びます。

会話ではコロカシオンのこともコロカテールのことも coloc(コロック)と短く言います。

「シェアハウスしてる」って言うなら Je suis en coloc.

「自分のシェアメイト」と言うなら Mon (Ma) cloc

フランスでは恋人関係ではない男女が一緒に住むのはそこまで珍しいことではありません。

 

シェアハウスまでの経緯

私はシェアハウスする前、破格に安い女子寮に住んでいました。特に問題もなかったけど、仕事も見つかりもう少し自由が欲しくなり、一人暮らし用のアパートを探し出しました。

しかしアパート探しは時期も悪く難航。シェアハウスも候補に入れようとなって、同世代の女の子や母親世代のマダムのアパートなど下見に行きましたがそれもビザの関係でなかなか決まらず。

結局とんとん拍子に決まったのがその男3人のアパートでした。

広告にはmixite(男女混合)と書いてあって、男だけと知ったのは下見に行ってからです。

最初はちょっと驚いたけど、職場に近くて家賃も安いし、下見の時にいた住人も話して悪い感じじゃなかったのでエイヤと決めました。

当時のブログにその時の様子を書いてます。

途中で仕事が忙しくなりその後を書いてませんが、結論を言うとワーホリ最後までこのアパートに住みました。

そして肝心の問題が無かったかと言うと…ありました。その詳細は次で詳しくまとめます。

 

シェアハウスで遭遇した問題

誰も掃除しない

ストレス度★★

今思うと、私がみんなにやってくれと言わなかったのも悪かったと思います。

つい日本人気質でそのうちやってくれるかなとか、私だけしてたら悪いと思うだろうと思ってたら、本当に誰もしない(笑)

私の前にいたのがフランス人の女の子だったみたいで、入居後その子が作った掃除当番表をキッチンで見かけました。きっとその子はうまく仕切っていたのだと想像できます。

ゴミ出しはホラー映画に出てきそうな地下まで行くのが怖くてぎりぎりまで無視して男性陣に行かせていたのと、掃除も自分が気になる時に無理なくする感じにしていたので幸いそこまでの負担にはなりませんでしたが、もっと長く住んでいたら違っていたかもしれません。

この辺は後からだと余計に言いにくいので、入居後すぐに掃除やゴミ出しの役回りはどうなっているのか、確認して責任の所在をはっきりさせておけば良かったのが反省です。

 

シェアメイトと微妙な空気に

ストレス度★★★☆☆

仕事で参っている時があって、トルコ人メイトが慰めてくれたんです。

その時に結構ぎゅーっと抱きしめられて、距離が近いなぁといつもと違う雰囲気を感じつつ激励のハグと捉え、しかも弱ってたのでありがとう!と素直に受け取りました。

そしたらその夜に部屋に来てという由のメールが。

今まで一度もメッセージしたことないのにこんな夜に部屋に来いって…しかも同じ家なのに何でメール…

用事の可能性も考えたけど、さっきの違和感に合点がいった気がしたので部屋には行かず、何も見てない顔して(既読だけど)翌日普通に挨拶しました。

相手も何も言ってこなかったので今でも思い過ごしだったのかと20%くらいは思ってますが、それ以降部屋でアニメを見るのは一切誘われなくなりました。

以降なんとなく気まずい気持ちで距離は出来ましたが、特に関係が悪化することもなく最後まで普通に過ごしました。

 

シェアメイトの友達が勝手に住みだす

ストレス度★★★★

上のトルコ人の友達だと言うイタリア人がある時から頻繁に居座るようになりました。

キッチンに行くとその人が我が物顔に使ってて、まるで住人のように挨拶される。1日2日なら良いけど、気付いたら毎日いる。

しかも何と言うか「あわよくば」みたいな感じの人で私としてはトルコ人よりもっと気まずく、本当に早く出て行ってほしい存在でした。

なにより、家賃も電気代も払ってないですしね。納得いきません。

これがしばらく続いたのですがある時さらに自分勝手な行動を起こし、それをきっかけにこの問題は解決します。内容は以下に続きます。

 

共有スペースに女の子を連れ込んでる

ストレス度★★★★★

ストレスマックスです。知らない女子が家に2人いて、どうやら例のイタリア人とトルコ人メイトが引っ掛けてきた子を連れ込んでいるようでした。

最悪、トルコ人の方は自室に連れ込むには勝手にすれば良い。

問題はイタリア人の方で、共用リビングのソファで女の子と寝ているんです。

私の私室がリビングの奥にあったので必然的にトイレやキッチンに行くのにそこを通らなければならず、しかし出ていくのにとんでもなく気を遣う…自分の家なのに…

家主に報告しても良いレベルだと思いますが、一番良識人のフランス人メイトもこれにはかなり腹が立ったようで一緒に愚痴った翌日、トルコ人の方に話してくれました。

おかげでそのイタリア人自体来なくなり、問題は解決しました。

 

シェアハウスをする時の注意・心構え

下見でメイトと家をよく観察する

直接会ったからと言って本当の人柄は分からないけど、喋って嫌な感じがしないというのは大切です。何故ならこれから毎日会う人になるから。

また特に洗面所やキッチンの水回り、机の上、部屋の床をよく見てください。参考に入居直後の写真を貼ります。乱雑なのは良いとして、汚れていたら掃除などにルーズなタイプかもしれません。

フランスでシェアハウス床のホコリとか、ソファーと机の上の食べかすとか

フランスでシェアハウス洗面所のシンクと浴槽の中の水垢とか

フランスでシェアハウス机の上のパンくずとか…

私は入居前それに結構気づいていて、なのにまぁこんなものかと楽観的に入居して案の定みんな掃除してませんでした。

他に下見した女の子の家はきれいだったけど、猫がいたのは喘息の私には少し微妙。あとマダムの家も広くてきれいだったけど、シェアハウスとなると掃除が大変そうにも思いました。

自分の許せるラインを下見でよく見極めてください。

 

自室の鍵を確認する

これも私の反省です。私の部屋は鍵があることはあったけど壊れていて、不用心にもそこを確認し忘れました。入居前に家主に言えば良かったと思います。

だから貴重品をめちゃくちゃ隠していて、余計な心配が増えてしまいました。

いきなり海外で他人と住む、ましてや男性とも住むなら万一に備えることは大切ですよね。

こちらも安心の為に是非、下見の時点で確認を。

 

貴重品は肌身離さない or 隠す

鍵と通じる話ですが、口には出さないけどシェアメイトでも信用しすぎないのが良いと思います。

メイトと言えど昨日まで全くの他人。何かあったら自己責任になってしまいます。

私はパスポートは大抵いつも持っていて、大きいお金は戸棚の中のリュックのさらに裏ポケットの底に入れていました。

くれぐれも、大事なものを部屋の机に出しっぱなしで出かけないようにして下さい。

 

無理に仲良くしなくて良いと割り切る

シェアメイトとは気が向いたら話しても良いけど、話さなくても良い。挨拶だけちゃんとすればオッケー。

ただでさえ異国で精神的にいっぱいいっぱいなので、同居人に対してまで無理しない。

ご飯とか一緒に食べないし、基本は自室にいるし、1日同じ家にいて会わないのも普通。私はなんだかんだその友達ではない程よい他人感が気に入っていて、家ではリラックスできていました。

もちろん、せっかくフランスに来ているので沢山話して会話を上達させられたら最高なのですが、当時の私はそんな元気はなかったみたいです(笑)

 

問題は違うメイトに相談 or 家主に報告

一番はまず当人同士で話し合いです。複数人と住んでいるなら違うシェアメイトに相談してみる。

でもそれがフランス語もろくに出来ない、気の弱い日本人には難しいんですよね…

私の場合はたまたま同じことで怒っているメイトがいたから便乗して代わりに言って貰えてラッキー!だったのですが、2人だけで住んでいる場合なんかは気まずいと思います。

なので最終手段はやはり家主にチクることだと思いました。

それに意外とはっきり言っても海外の人ってサラっとしてて根に持ちません。

トルコ人とフランス人も例の問題の時言い合っていた感じだったけど、翌日にはもう普通でした。

また人間関係の問題に限らず家主さんと良い関係を築き相談しやすいようにしておくのは、のちのちのトラブルを防ぐのにも良い方法です。

 

シェアハウスで良かったこと

色々トラブルも書きましたが、基本的に一人でアパートを借りるより何倍も気が楽です。

寮の気楽さと一人暮らしの自由さを足して二で割ったような生活。

日用品や生活に必要なものが最初から全部そろっている。光熱費も気にしなくて良い。これ本当ーにかなり大きいですよ!

入居してすぐ仕事や勉強だけに集中できます。

私が結局何もなかったから言えるのだと思われるかもしれませんが、男性と住むから特別に危ないというわけではないです。

他の人だって無茶なことをして家を追い出されたら困るわけです。

ただやはり女性の場合は、最低限いつもどこかで少し意識して気をつけてください。自己防衛と貴重品管理はシェアハウスに限らず海外でとても大切です。可能なら下見の時に顔を合わせ、人柄や家の中をよく観察してください。

私は色々ありつつ最終的にシェアハウスして本当に良かったなと思っています。

寮にいた時よりずっと腰を落ち着けて住めたし、疲れて仕事から帰って明かりがついた家に人がいるのは安心感があったし、なにより経験として面白かったです。

あとたまに帰ってくる若いパキスタン人メイトがイケメンでした(笑)

入居したての頃、その子が実家でご飯食べるから一緒に来る?とほぼ初対面の私を誘ってくれて、本当にその優しい気持ちが嬉しかったことを今でもよく覚えています。

よく私をいじっていたフランス人メイトもなんだかんだ優しいところがあって、同居人として信頼できる存在でした。唯一帰国後も年に1、2回メッセージします。

 


まわりに話してないことも多くてこの記事は書こうか少し迷ったのですが、どんな経験も誰かの参考になるかもしれないと思い共有することにしました。

みなさんもシェアハウス・コロカシオン楽しんでください。

A bientôt !

 

 

 

 

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