Gaspard et Lisa リサとガスパールの魅力を総まとめ

可愛い物

Coucou ! ほたです。

おすすめのフランス語本で少し紹介しましたが私はずっとリサとガスパールに夢中です。絵本は少しずつ収集していてもう本当に可愛くてたまらない!

今日はそんなときめき溢れるままにリサとガスパールの魅力を紹介します。

 

リサとガスパールとは?

まずリサとガスパールの概要を。

Gaspard et Lisa(ガスパール エ リザ)はフランスで1999年に初めて刊行された有名な絵本シリーズ。フランス語と日本語だと二人の名前の順番が逆で、リサはリザと読みます。

イラストは見たことがあると言う方も多いのではないでしょうか。一時期パンのパスコともコラボしていました。

原題は Les Catastrophes de Gaspard et Lisa(ガスパールとリサの大失敗)

作者はアン・グットマン(文)とゲオルク・ハレンスレーベン(絵)

パリに住むリサとガスパールという名前のウサギともイヌともつかない生物が主人公です。

白くて赤いマフラーをしているのが活発な女の子のリサ、黒くて青いマフラーをしているのが優しい男の子のガスパール。色々やらかしてしまう2人の CATASTROPHE !(やっちゃった!)という口癖が原題の由来になっているそうです。

翌年2000年には日本版も刊行され、今でも根強い人気があります。

 

いつもコメントが最高に秀逸で大好きなオフィシャルツイッター

そして2020年はリサとガスパール日本上陸の20周年!コスメキッチンとコラボした商品やオリジナル絵本も出ました。グッズも可愛い。

「リサとガスパール」の作者アン・グットマンとゲオルグ・ハレンスレーベンが、コスメキッチンの哲学「オーガニックなサステナブルライフを日本中の届け、人々をHAPPYにする」に共鳴し、今回の特別なコラボレーションが実現。コスメキッチンの中でも人気の高いナチュラル&オーガニックコスメが、リサとガスパールの限定デザインで展開される。

引用:fashion-press.net

 

どんな絵本?

本のサイズは20cm×20cm、全ページ25ページ程。

文字は大体1ページに3~8行程度に納まっており、幼児向けなので絵を見てほとんど視覚的に理解できるレベルです。これからフランス語の本を読んでみたいという初心者の方でも十分楽しめるのでとってもおすすめ。


地道に集めている私のコレクション(一部)

内容はリサとガスパールが色んな場所に行ったり色んな体験をしたり、日常のどたばたほんわかなお話です。

見た目には分かりにくいけど2人はまだ子供なので考え方や行動も人間の子供そのもの。

親の言いつけを守らずにやらかしたり、「良いこと思いつーいた!」と言ってやらかしたり、わがまま発揮してやらかしたり、原題通り「やっちゃった!」というお話なのですがそれが本当に子供あるあるでとにかく可愛いのです。

子猫や赤ちゃんを見て誰もが自然と笑顔になってしまうようなそういうほんわか暖かい気持ちにさせてくれます。

そしてそんな中でもしっかりとユーモアがあるところが流石フランスの絵本!

ここで私のお気に入りのシーンを一つ紹介。

周囲の関心がこれから生まれる妹に集中して嫉妬しているリサは「女の子なら名前は Poubelle、男の子なら Poux にしよう」と言います。

Poubelleは女性名詞で「ゴミ箱」、Pouxは男性名詞pouの複数形で「シラミ」。どちらも響きだけは可愛い単語ですがまさかのセンス。ちょっとした勉強にもなりますね。

また何の違和感もなく人間の子供と同じ学校に通っていて、彼らの生活は普通のパリジャン。しかも基本がパリを舞台にしているので作中ではパリの有名な場所が色々登場します。

リサの家族はポンピドゥーセンターのチューブの中に住んでいる設定だし、ヴォージュ広場にお散歩に行ったりニキ・ド・サンファルの像がある噴水の所で作戦会議したり。実際にパリを訪れたことのある方は、あの街の独特の雰囲気や見たことのある景色にきっと嬉しくなることでしょう。

なにより色合いが本当に鮮やかで美しく、ページをめくる度にフランス旅行をしているように心が躍ります。絵本と言うより絵画集を見ているようなフランスらしい色遣い!ざっくりラフに描いたような絵柄ながら絶妙な可愛さもまた魅力です。

シリーズの中でリサガスが日本にも旅行しています!(「リサとガスパール日本へ行く」)

この本は私のイチオシ。2人から見たユニークで優しい日本。作者自身が日本をこんな優しい国に捉えているのだなあと感じることが出来ました。

シリーズで度々旅行する二人ですが、日本、イタリア、ニューヨークなど海外旅行先での「やらかし」もまた面白い!外国人がよく興味を持つ日本のウォッシュレットトイレも出てきます。

日本に旅行するお話は2つあって、最近の方では東京タワーにも行っています。

 

どこで買える?

絵本は定価1,298円、アマゾンなどで購入できます。あとはたまに百貨店などのイベントで「リサとガスパール展」があり、イベントの物販スペースで日本語版とフランス語版両方販売されています。

更にリサガスと一緒にフランス語を学べるDVDも出ていて購入してみました。

こちらのフランス語字幕や特典映像は、フランス政府公式機関アンスティチュ・フランセ日本の全面協力で制作されているそうで期待大!DVDの感想はまた別回で書きますね。

DVDはソニーミュージック、リサとガスパール公式オンラインショップ(現在売切れ)、楽天またはアマゾンでも販売しています。

 

リサとガスパール原画展に行ってみた

「リサとガスパールのおもいで展」という日本デビュー20周年記念の原画展に去年行ってきました。

地元神戸にリサガスが…!

この為に書きおろしされたイラストらしく感動!

撮影は一部のフォトスペース以外禁止なので少ししかお見せできませんが本当に幸せな気持ちになれる空間でした。

特にご本人がポンピドゥー・センターのリサのお家を紙で再現した模型が本当に印象に残っていて、模型自体は子供の頃作った段ボールの工作みたいな物なんですが、見ていると「童心にかえる」ということを深く感じることが出来ました。

リサガスの絵本を読んでいると心が温かくなって幸せになれる理由を垣間見た気分です。

一番気に入った20周年記念のポスターとポストカードを購入。

額に入れて部屋に飾ります

 

 


フランスのエスプリがぎゅっと詰まったリサとガスパールの魅力お伝えできたでしょうか?

絵本はフランス語学習にもとてもおすすめです。機会があれば是非一冊、手に取ってみて下さい。

A bientôt !

コメント

  1. Hélène より:

    度々失礼致します。
    実は私はリサとガスパールには1ミリも興味がなかったのです。それはレターセットなどの図柄しか知らなかったからです。ところが絵本の可愛さと言ったら!細かい描写や色使い、しかもフランス語です。
    全巻揃える気はないのですが、気になったもの、手に入りやすいものを買っていたらいつの間にか11冊になっていました。1番欲しかったA Tokyo が今日来ました。プリクラのリサが笑えます🤣
    ニコラにも出てくるCatastrophes のニュアンスがやっとわかりました。

    AKI SHIMAZAKIも絶版になると困るので、5部作シリーズの15冊は手に入れました。Babelで揃えたかったので紀伊國屋で買えなかったのは Amazonを使ったり。

    フランスワーホリ滞在記を読ませて頂きました。良いことばかりを書いているブログとは違い、すごく参考になりました。偶然にも私も同じ28歳の時に、職場の部内試験に合格して半年間東京で寮生活をしました。(大阪出身)ほたさんの苦労とは比べものにならないけど、英語、フランス語に苦しめられました。(初めて青学で仏検の3、4級をダブル受験したのですが、リスニングが全然だったので、午後の3級は放棄)

    プチ留学を夢見ても、この年で1人でフランスに行くのは怖いです。(語学だけの問題ではなく)コロナで海外旅行に行けなくなってから、飛行機に乗るのも怖くなりました。😱

    Twitter がログインしないと見れなくなったので、ほたさんの近況がわからず残念です。

    • ほた ほた より:

      Hélène様
      こんにちは。コメントありがとうございます。リサとガスパール11冊、AKI SHIMAZAKI15冊ですか!たくさん買われましたね。
      A Tokyoは私はまだ持ってないのですが、リサのプリクライラストは以前見て私も笑ったので覚えていました(笑)
      そして日本愛のようなものを感じて嬉しいですよね。

      ワーホリ滞在記まで読んでいただいたようで、あちらは本当にただの日記でお恥ずかしいですが参考になるような部分があったとのこと、嬉しいです。
      寮生活のご経験、英語、フランス語の苦悩など共通点がありますね。プチ留学、私も今でもまだ夢見ますが確かに年齢を重ねるほどに身動きがしにくくなります。
      でもいつでも心は自由に、Hélèneさんが夢を持ち続けてやりたいことがたくさん出来るように祈っています。

      コロナのご心配まで、ありがとうございます。おかげ様ですっかり良くなりました。暑くなってきたのでHélèneさんもご自愛ください。

  2. Hélène より:

    今日は仏検祭りなので気になって、やっとTwitter のアカウントを作成しました。(見るだけ専用)
    ほたさん、コロナだったのですね。後遺症に気をつけてくださいね。
    私は熱は数日で下がったけど、だるさは1ヶ月続きました。

  3. Hélène より:

    さっき旧twitter を見て早速クッションを申し込みました。店舗は車で10分ほどで、一応主人も取りに行ってくれるとは言ってくれたんですが、絶対当日はネチネチ言って喧嘩になるのが目に見えていたので550円の送料を払いました。
    DVD も買いました。(いつ観るかは未定)

    シェルブールの雨傘のテキストが昨日とどいて、今日DVDが届きました。ほたさんのおかげで色々出会えて感謝しています。

    ところでAKI さんの件ですが、私にとっては伏線が張り巡らされていて、ミステリーのような感覚で読んでいるのですが、、、(大体予想は当たっているのですが、さすが作家さんですよね、予想が遥かに上回って驚かされます。)
    伏線が見事に回収されてスッキリするのですが、TONBOの最後のほうの例のコメンテーターのところがモヤモヤします。結局彼は何だったんでしょう。
    新しい五部作、送料調整のためにSEMI を買ったらBABEL シリーズではなかった。SUZURANはBABEL。そうか出るまで待てば良かったのか、どおりで高いと思った。

    • ほた ほた より:

      Hélène様
      こんにちは。いつもコメントありがとうございます。リサガスのクッション買われたのですね。あれは本当にあのお値段で買って損の無い完成度だと思います😊届くのが楽しみですね。
      シェルブールの雨傘テキストとDVDまで!こちらこそ、私の自己満足の世界から色々興味を持って頂き光栄です。ありがとうございます。
      そうですね、私もAKI SHIMAZAKIの本は同じような感覚で読んでいます。思いがけない展開で毎回飽きませんよね。確かに、コメンテーターの部分は何事もなかったかのように過ぎてしまったような…ただの物語の起爆剤でしょうか。
      新作もなかなか手に入りずらいですが、SÉMIは個人的におすすめです◎

  4. Hélėne より:

    今日はリサの誕生日なんですね。偶然にも2ヶ月前に頼んだC’est la fêteが届いて運命を感じていたら、ヴィクトリアの誕生日だった。😅

  5. Hélène より:

    悲しい出来事がありました。
    クッション、まさかの不良品でした😭
    開いたところの右側が、逆さまに印刷されていました。
    こんなことってあるんですね、検品をしっかりやってほしいものです。😡

    また待ちます、、、

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