フランス語通訳講座・翻訳講座の見学参加レポート

フランス語通訳翻訳講座 講座・教材レビュー

Coucou ! ほたです。

フランス語通訳講座とフランス語翻訳講座に見学参加してきました!(オンラインです)

今日はその時の様子と率直な感想をまとめます。通訳・翻訳講座に興味があるという方は参考にしてみてください。

※読んでいるうちに分かる方は分かるかもしれませんが、講座名・学校名は公表していません。

 

通訳講座の見学

まず通訳クラスの見学。

入るなら準備科が良かったのでそちらを見たかったけど、予定が合わず見学は上のクラスに。

通訳コースは準備科でも最低仏検準1級やB2以上が目安で、学校によっては1級以上になることもあります。いずれにせよ多くの場合は入学試験があります。

英語の通訳学校でも英検1級なんてザラだそうなので、そもそも通訳コースを受ける時点でそれなりのレベルじゃないと厳しいようです。

いきなり当てられるようなことがあったらどうしよう!と不安でしたが、見学はビデオ・音声ともにオフでの参加。先生や生徒さんはもちろん顔出しなので、一方的に見ているだけの形です。

流れとしては、普通の日本語のニュースやラジオ番組音源を聞き、メモ取り、即要約(日本語)、キーとなるポイントの選定、そして即通訳(フランス語)という流れを何セッションかする感じで行われました。

私も一応画面の前で他の生徒さんと同じように挑戦してみましたが、かなり衝撃を受けました。もうすごい世界。

本当~に全然メモも出来ないし内容再現も出来ない。日本語なのに!もちろんフランス語にするなんてもってのほか。

どうやってあの一瞬で内容を全て覚えるの!?そこそこ長いんですけど…!メモはすぐ間に合わなくなり、音声半分くらいで脳内も空白状態に。

そういうテクニックもきっと準備科で習うのだとは思いますが、そんな小難しい内容をみなさん本当に正しく記憶し、即座にフランス語に訳しているんです。

(NHKワールドとかを想像してもらえば良いと思います。フランス語で記事は読めても音声聞いたまま即フランス語に…難しいですよね?)

2時間終わる頃にはぐったりして、見ていただけなのにしばらく動けませんでした。

世の中にはこんな高度なことを学びしかもそれで食べている人がいるのかという衝撃、今日までたくさん勉強したけどここにいる人たちの足元にすら及ばないという焦燥感、そして疲労感。

さて、この新しくも厳しい世界に挑戦するかどうか?

悩みましたが、今回は見送ることにしました。

まず講師の話を聞いて通訳はこの先も自分が目指すことは無い、という気持ちが強まったのが大きいです。

講師の話を要約すると通訳に必要なことは、

・記憶して再現する、先取りして予測する能力
・よく知らない分野に出くわしても知っているかのように自信を持ち振る舞える舞台度胸
・内容を理解し要約し同時に訳すというマルチタスク能力

人前大嫌いのあがり症で、二つ同時にすると片方は全く意識がまわらなくて、スピードを求められたらパニックになる三重苦の私にはフランス語云々の前に、合わない(笑)

また「通訳のクラスを受けたら苦手なオーラルが向上するかもしれない」という発想が見学のきっかけだったのですが、私の願う「オーラル向上」は「自分の気持ちを日本語の温度のままフランス語にのせること」なので、それはまた少し今は目指すところが違うかなとも思いました。

送られてきた事前課題はわりと多かったです。必須ではないものの、扱うテーマに関連した記事や映像は見ておかないと少し授業で困りそうでした。毎週この感じだと、社会人は講座を受けるだけでわりといっぱいになりそうです。

独学はなかなか出来ない分野だし、他の人の通訳を見て聞いて、そして他の人の目にもさらされて通訳して、っていうのがクラスならではなので、厳しい分学びは本当にかなり多いと思いました。

 

翻訳講座の見学

次に翻訳クラス。2クラスあって上級クラスに参加しました。こちらも見学はビデオも音声もオフ。

上でも目安は仏検2級・DELF B1~ということで、仏検1級があれば入学テストが免除されるようです。

事前にもらっていた資料を読むと、内容理解はそこまで難しくありませんでした。

翻訳上級クラスでも通訳の真ん中のクラスよりレベルは下がります。こちらは受講にあたっては大きな苦労は無い感じ。

でもこれを自然な日本語にとなるとまた違うんだろうな…と思いながら、直前の参加だったのでそこまでは出来ず。

生徒さんたちは事前に先生に課題を提出しているようで、授業はそれに基づきみんながつまづきがちな部分を先生が解説していくという形でした。一人ずつ順番に1段落音読→解説。雰囲気としては大学の講義に近いです。

他の生徒さんたちのように課題をしていなかったというのもあると思いますが、なんというか、正直に言うと私は少し合いませんでした。授業内容というより授業スタイルが。

みんなの翻訳例を一緒に共有しながら進むなら自分にない発想や訳例が見れて勉強になるけど、人が読んで解説を聞いているだけの2時間は、通訳クラスとはまた違う意味でしんどかったです。

翻訳はクラスで受けるメリットが個人的にはあまり無くて、それならマンツーマンの通信で自分の翻訳を細かく全て添削してもらいたいなぁと思いました。

マンツーマンのオンラインレッスンに慣れている弊害(?)かもしれません。

翻訳自体にはとても興味があるし、先生の解説は分かりやすく学びも多かったのでこれがクラスじゃなければ合っていたのかも。

今回の事前資料と次回の課題を見せてもらった限りでは、1週間でする課題自体は社会人の私でも可能な量でした。

私は今回は見送ることにしましたが、色んなジャンルの文章を扱うそうなのでもし受講するなら良い刺激にはなりそうです。

 

まとめ

もし通訳・翻訳講座を考えている方は、可能なら一度見学参加されることを強くおすすめします。

こういうジャンルは決して授業料も安くありません。一括十万越えも普通です。

私も見学するまでは両方受講する気満々でいたけど、思ったより自分の目的や望むスタイルに合わなかったり、受ける前と後ではかなり印象が変わりました。

またそのうちブログに書きますが、逆にそこまで乗り気ではなかった授業に参加して「高くても気にならない!受ける!」と気持ちが燃える講座に出会ったこともあります。

いずれにせよ、無料で通訳・翻訳授業が受けられてとても良い経験でした。新しい表現もたくさん学べたし、新たなモチベーションにもなりました。

結果的に受講しないとしても、参加して全く損はないと思います。

 


ということで私は今回は一旦、どちらも見送ることになりました。また熱意が沸けば受講するかも。

通訳講座は見学した後に、過去に適性検査で「向いていない職業」の堂々一位に「通訳」と出ていたのを思い出しました(笑)

何かの参考になれば幸いです。

A bientôt !

 

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