【フランス菓子と仏語レシピ】本格クリームブリュレ

フランスのクリームブリュレお菓子とレシピ

Coucou ! ほたです。

今日はフランスの代表的デザート crème brûlée(クリームブリュレ)を紹介します。

フランス語レシピから私が実際に再現しましたが、かなり本格的なものがお家で簡単に作れました。ぜひ参考にしてみてください。

 

クリームブリュレとは

フランス語で crème brûlée(クレム ブリュレ)と綴り、「焦がしたクリーム」という意味です。

女性名詞の「クリーム」 crème +「焦がした」という形容詞 brûlée から成るように、表面の砂糖をバーナーで焦がしカラメル層を作る工程がポイント。

プリンと似ているけど、プリンの生地は牛乳+砂糖+全卵なのに対してブリュレは生クリーム+砂糖+卵黄です。作り方もプリンは蒸して作り、ブリュレは焼いて作り(湯煎焼き)ます。

そして何よりクリームブリュレは名前通り表面を brûler(焦がす)させるところが特徴。プリンの場合は砂糖と水で作ったカラメルソースです。

 

レシピから再現

Crème brûlée à la vanille バニラクリームブリュレ ※以下の動画を参照

材料(8人分):

・卵黄 6個

・生クリーム 500ml ※動画では50clと言っています【 1cl = 10ml = 10cc 】

・砂糖 100グラム

・バニラビーンズ 1本

・赤砂糖またはカソナード(キャラメリゼ用)※普通の砂糖でもいけます

・料理用ガスバーナー

・ココット皿

手順:

バニラビーンズを2つに切り中の種を取り出す

生クリームにバニラビーンズのさやを入れ弱火で温め、香りを移す

ボールに砂糖、バニラビーンズ、卵黄を入れふんわりしたクリームになるよう素早く泡だて器で混ぜる

冷ましてこした生クリームを少しずつボールに加え、よく混ぜ合わせる

何度かに分けて入れて都度混ぜる

オーブンを160度に予熱する

容器にクリームを流しいれ、天板の半分まで熱湯を張る

160度のオーブンで35分湯煎焼きする

※湯煎焼きが出来ない場合は、容器を直接天板に置き100度で1時間焼く

オーブンから取り出し、4時間以上冷蔵庫で冷やす

カソナード(砂糖)を満遍なく上に振り、ガスバーナーで焦がしていく。ある程度したら一旦止め10秒待ち、またキャラメリゼする。

完成!

いい感じに割れています

 

参考

ガスバーナーが無い場合

砂糖を振りかけてトースターで焼く方法、魚焼きグリルで焼く方法、金属製のスプーンを焼きごてのように炙って当てる方法(火傷に注意)があります。

一気にプロになった気分!

私はこの最後の工程がやりたくて、ガスボンベに差し込むだけで使える小さいガスバーナーをアマゾンで買ってみました。感覚的に使えて便利!ブリュレの質が格段に上がります。

 

湯煎焼きとは

生地が入った容器をお湯をはったオーブンの天板に乗せて、蒸気で蒸し焼きにする調理法です。湯煎なしでも温度を落とし焼き時間を長くすれば作れるけど、湯煎焼きは生地がしっとりと仕上がります。

天板が無ければバットや耐熱容器で代用もOK。生地の入ったココットを置き半分程までお湯をはるか、空のココットに熱湯をはり生地の入ったココットと一緒に焼く方法があります。その場合は2~3個置きます。焼き加減は様子を見ながら調整。

 

カソナードとは

カソナードは精製していないさとうきび(ブラウンシュガー)のことです。フランスでメジャーなのは la Perruche というこちら。

フランスの色んな家庭で見ました。フランス海外領土のレユニオン島から来ているお砂糖です。

私も買ってみましたが、お砂糖自体がバニラやキャラメルの香りがして幸せな気持ち。グラニュー糖で代用するとややさっぱりした味わいになりました。

 

おすすめ動画

今回参考にした、私が一番理想的なブリュレと思っているフランス料理ブロガーHervéさんの動画。8分4秒あたりでスケート場の氷のような完璧なキャラメルの層が見れます。

レシピのフランス語

infuser 煎じる ; 香りを移す

à feu doux 弱火で

fouetter 泡立てる

mousseux,se ふんわりした、泡立つ

faire tiédir ぬるくする;冷ます

filtrer こす

intégrer 同化させる

préchauffer 予熱する

bain(-)marie(m)湯せん

trembloter かすかに揺れる

couche(f)層

 


キャラメルの層を割る時はやっぱりアメリを思い出します。綺麗な層が出来ると幸せ。

Bonne dégustation !

コメント

タイトルとURLをコピーしました