「~しにくい」をフランス語で言うには?

フランス語表現 使える表現

Coucou ! ほたです。

何てことないのに上手くフランス語で言えないこと。

今まで私自身が「上手くフランス語で言えない!」と悩み、「フランス人はこう言うのか!」と気付く度にメモしてきた言い回しやフレーズを紹介するコーナーです。

前回はこちら↓

「~を思いついた」をフランス語で言うには?
表現しずらい日本語をフランス語らしく言う為のアイデア。「~を思いついた」をフランス人はどう表現するのか考えます。

表現の仕方に絶対的な正解はなくほんの一例ですが、何かの手がかりになりますように。

 

「~しにくい」

avoir du mal à 不定詞

mal は「悪、災い、苦労、不都合、痛み」などを表す男性名詞。実体のない数えられないものなので部分冠詞の du がつくことに注意。

冠詞なしで avoir mal à とする時は「~が痛い」と体の不調を表す意味になってしまいます。

 

表現のニュアンス

本当に能力が無く出来ない(ne pas pouvoir)ではなく、何かをすることに苦労したり、心理的に引っかかるものがあったりする時の可能ではあるがやり辛さがあることを表す表現です。

そういう物事が苦手という意味では、以前に書いた「得意・苦手」の表現と言い換え可能でもあります。= ne pas être doué = avoir des difficultés 

例文:

Rの音が発音しにくい。
J’ai du mal à prononcer ‘R’.

 

応用例

自分を売り込むのは得意じゃないんです。
J’ai du mal à mettre en avant mes compétences et mon expérience.

mettre en avant は「~を強調する」

 

正直、上司が苦手なんだよね。
J’avoue que j’ai du mal avec mon chef.

avec を伴って「付き合いにくい、心理的に壁がある」という意味で人に対しても使えます。

 

私たち(日本人)にとっては、そういうことはちょっと言いにくいよ…あまりに率直すぎる。
On a du mal à dire ce genre de chose… C’est trop franc.

心理的な面からそういうことはしにくいな、という時にもぴったり。

 

奨学金を返済するのに苦労した。
J’ai eu du mal à rembourser ma bourse d’études.

複合過去形にして「困難があった、苦労した」とも訳せます。

 

 


控えめな日本人が使うタイミングの多そうな表現でした。

A bientôt !

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