Coucou ! ほたです。
このコーナーでは、私がフランス語の学習を通じて出会った「なるほど!」と思える表現や小ネタをまとめています。
映画やドラマ、ポッドキャスト、小説、レッスンや友人との会話など、ソースはさまざま。教科書だけではなかなか出会えない発見があるかも…?
前回はこちら↓

橋の下に水を流すと?
laisser couler l’eau sous les ponts という表現があります。
laisse + 不定詞 で「~させる」、直訳すると「橋の下に水を流す」
大ざっぱに言うと時間をおくこと、つまり「成り行きに任せたり、一歩引いて様子を見ること」です。水が流れている様子をしばらく眺め、間を置くイメージがぴったり!ここでの水は比喩的に時間のことです。
調べによると、laisser couler l’eau でもいけるし、laisser l’eau couler でもいけるようです。
今はまだ早すぎるよ、まだ少し様子を見るべきだ。
C’est trop tôt pour l’instant, il faut laisser couler un peu d’eau sous les ponts.
きついけど、成り行きに任せることを覚えたよ。
C’est dur, mais j’ai appris à laisser l’eau couler sous les ponts.
紙一重と一歩の差
「愛と憎しみは表裏一体」…こんなことも簡単に言えるじゃん!と最近ハッとした表現がありました。
それが il n’y a qu’un pas。一歩しかないくらいぎりぎり、もうすぐラインを越えちゃう、という表現です。ちなみに、辞書に「紙一重」とは書いていないので、あしからず。
愛と憎しみまであと一歩しかない = 紙一重
De l’amour à la haine, il n’y a qu’un pas.
最初の文章を変えて、応用もききそうです。
痛くもかゆくもない
ne faire ni chaud ni froid (à 人)
痛いのでもかゆいのでもなく、それは「暑く」も「寒く」もさせないと表すのが、面白い口語表現。何の影響も与えない、という意味合いでは同じですね。
「どうでもよい」という意味にもなります。
そんなの私はどうでもいいね。
Ça ne me fait ni chaud ni froid.
…こういう日本語との発想の違い探しが好きなのです。
食欲は「切る」もの
食欲の秋なので、食欲の話もひとつ。フランス語で「食欲」は l’appétit。食事前には Bon appétit !(ボナペティ!)
では、逆に食欲を無くすのは…? 食欲は perdre ではなく couper するのです。張っていた食欲の糸がプツンと切れちゃう感じ。代名動詞にして se couper l’appétit で「食欲をなくす」の意味になります。
フランスの親が子供に言うセリフは、
Tu vas te couper l’appétit !
「お腹いっぱいになっちゃうでしょ!夕飯前だからそれ(おやつ)は止めておきなさい!」
みなさんも一度は言われたことある or 言ったことありますよね?
曖昧な宗教観
praticant,e は pratiquer ~を行うという動詞から来ている形容詞で、実際に教会に通ったり、戒律を守って実行する人を表します。
これが日本人に多い、「うちは仏教で一応私も仏教徒ということにはなるんですけど、かと言って定期的に何かしたり、教えを守ったりしてるわけではないんですよね」っていうニュアンスを、一文で表せる優れた形容詞!(笑)
Je suis buddist non praticante.
さらに私はこっちもよく使います。
Je suis croyant(e) mais pas très praticant(e).
croyant,e は croire から来ている形容詞で、「信じる人」つまり、信仰している人。「神様は信じているけど、かと言って実際に何か特別なことをしたりはしていないです」というニュアンスになります。
ではまた次回のまとめ記事で!
A bientôt !



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