Coucou ! ほたです。
日本語ではよく使うのに、フランス語では意外と自然に言えない表現ってありますよね。
このシリーズでは、日本語との発想の違いにも触れながら、自然に使えるフランス語表現やニュアンスを例文と一緒に紹介します。
前回の記事はこちら↓

「何にもならない」
ça n’a rien donné.
donner の基本的な意味は「与える」。
実はそれ以外に、結果や影響を「もたらす、引き起こす」意味があります。
日本語ではどう考えがち?
そのまま訳そうとすると、ça n’a pas marché. を使いたくなるかもしれません。
事がうまく運ばなかった(失敗に近い)と言う時には良いですが、恋愛・仕事・努力・試みなどで収穫がなかったことを言いたい時には ça n’a rien donné. の方が合います。
かなりフランス語的な発想が必要な表現です。
ニュアンス
直訳すると「それは何も与えなかった」。
つまり、物事が何ももたらさなかったこと = 期待した結果につながらなかったことを言う表現です。
単に「失敗した」というだけではなく、望んだ・期待した結果が得られなかったことによる、少しの残念さや虚しさがにじむこともあります。
直接的な訳ではないですが、「結局」を頭に置くとしっくりきます。
例文:
やってみたけど、結局何にもならなかった。
J’ai essayé, mais ça n’a rien donné.
応用例
ちょっといい感じになった人もいたけど、結局何も進展しなかったわ。
J’ai eu un petit flirt, mais ça n’a rien donné.
flirt は付き合うまでには至らない軽い恋愛的な関係のこと。
仕事のポジションについて上司と話したけど、結局何も変わらなかったよ。
J’ai discuté avec mon chef pour mon poste, mais ça n’a rien donné.
がっかり感がにじみます。
それで、デートどうだった?
Alors, ton rendez-vous, ça a donné quoi ?
肯定形で使うと逆に「何か効果があった、何かにつながった」という意味をもちます。
donner は日本語にない発想で使いこなすと一気にフランス語感が出るなあと思います。C’est donné.「ほとんどタダ同然」という表現もありますしね。
A bientôt !


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