Coucou ! ほたです。
前回はニースのカーニバルの様子をお届けしました。

今日は香水の聖地グラース観光をレポします。
南フランス3日目はあいにくの雨。そんな中、午後から香水の街グラースに行って来ました。
TGVの駅に降り立ちシャトルバスに乗って市街地へ。ものすごいルートをいきます…徒歩はさすがにキツいと思われるのでバスに乗りましょう。無料です。
そしてやっと街に到着!…と思ったら、オフシーズンすぎてお店ほぼ閉まってるという。さすがフランス…
国際香水博物館(Musée International de la Parfumerie)
さて、気を取りなおして、目的の国際香水博物館へ。
本当にこの博物館、見どころ満載です!建物自体が素敵。パリの映画博物館と同じくらい私の中でヒットしました。古代から現代まで、そして世界各地における香水の発展を学ぶことができ、貴重なコレクションの数々が見られます。
建物自体も面白い作りで、2階からスタートして途中にオレンジの庭に出たり、可愛い階段を降りたり。
体験的な要素も多く、色んな匂いを嗅げるのも楽しい!「アジアの香り」など地理で匂い分けしていたり、なんとコカインやマリファナまで!(危険ではないです笑)
そしてフランスまで来てなんですが、源氏物語に出てくるお香遊びのセットが一番美しかったと思います。
フランスで感じる日本の趣
ディオールやシャネルなど歴代のCMが流れているスペースで一通り視聴して、最後はミュージアムショップへ。
視覚・聴覚・嗅覚と刺激されて全く飽きませんでした。香水好きじゃなくても楽しめます。
フラゴナール博物館(la Maison Fragonard)
そのあとはすぐ近くにあるフラゴナールのお店で買い物をして、お隣の工場見学へ。
1階は博物館、地下が工場。こちらはなんと無料!国際香水博物館の何倍も小さいですが、あまりにも美しいコレクションの数々に、胸が湧き立ちます。
丁度最後のミニ工場ガイドツアーに間に合いました。他の言語の選択肢があるのかわからないけど、始終フランス語でした。
工場は大瓶の香水の原料が並んでいて圧巻!足を踏み入れた瞬間から、めちゃくちゃいい香り!写真が禁止だったのが残念です。国際香水博物館よりも目の前で色々説明してもらえたのが良かったし、興味深い話もたくさん聞けました。
ツアー最後はブティックの方へ行き、香り当てクイズをして、良い感じにショッピングへ誘導されます(笑)
美しすぎて「何か買わなきゃ」という気になる
そして私はお目当てだったミモザのオードトワレを買いました。このシリーズが一番好みで全部可愛い!パッケージからもう…100点満点…!
優しいミモザの香りをかぐとグラースの街を思い出すことができます。
そして雨のグラース☔️オフシーズンで街のお店はだいぶ閉まってる
でも美術館と香水工場をめちゃくちゃ楽しんで大満足でしかない☺️あらゆる香りを堪能しまくって幸せ!! pic.twitter.com/H5dKYyLMki
— ほた (@hotatefrancaise) February 22, 2024
ちなみにグラースの街を舞台にした映画があります。
パトリック・ジュースキント原作の「パフューム」。この映画に出てくる調香法「冷浸法」の道具などが実際に見れました。
こういうの。Enfleurage といい、油脂などに花の蒸発気を当てて、香りを染み込ませる香水の製法。
そこそこの狂気で胸踊る映画ではないけど、せっかくグラースに行くなら見ておきたいですね。後半はカオスでついていけない気持ちになりましたが、前半はハラハラドキドキ。興味があれば是非。
À bientôt !
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