Coucou ! ほたです。
外資系企業に転職して丸2年が経ちました。この間に英語に力を注いだり、出会いと別れがあり、翻訳学校を卒業したりと色々ありました。
2年前に趣味で語学をしていただけの時には想像しなかった仕事なので、直接フランス語には関係ないですが、外資勤務の日常をちょこっと共有します。
外資勤務、実際の仕事は…
英語の比重が大きいこと以外、私は基本的には日系企業と大きく変わらない総務と、経理事務をしています。社長以外、同僚は日本人なのでそこは気が楽なところ。
ただドイツ本社からひっきりなしに人が来るので、最近はほぼ旅行会社です。
航空券やホテル、タクシーの手配。
来日中のランチやディナーのアレンジ、たまに同行。
さらに休日には県外に観光アテンドに行くこともあります。
最近はパンク気味で、他の人の予定管理用にもう一冊スケジュール帳を買いました(笑)
ドイツ人社長の依頼はいつも突然
さて、依頼はバリエーションに富んでいて、会食や出張手配、翻訳以外に、たまに自分が何者だったか忘れるようなタスクがあります。
娘のインターンの世話係になったり、社長の免許証の違反講習について行ったこともありました(笑)
最近の一コマはこんな感じ。
「大切なお客様が再来週来るよ。
一緒に撮った写真をフレームにいれてビューティフルな包装をしてお渡ししたい。
来社日にはフルーツと飲み物の準備と、あと手土産には、神戸でしか買えないバームクーヘンがいいかも!君のセンスを信じてるよ☆」
さあ、リサーチと持てるリソースを総動員です。
1.退勤後に写真印刷に出向かないと
2.写真フレーム選びが難しい
3.美しい(Beautifully!)ラッピングはあの店に外注できるかもしれない
4.フルーツは当日に合わせ百貨店?
5.上司が紅茶のカップとソーサーも調達すると言ってきた
6.社長が専属運転手さんにも何かあげたいと言ってきた
7.神戸だけのバームクーヘンとは… リサーチ、味見、注文!
こうして書くとひとつひとつは大したタスクではないけど、あらゆることを想定してすべてに気を遣えというのが上司の教えです。
社歴25年、社長秘書歴15年越えの彼女によると、特に手土産のお菓子などはお客様ご本人というより、バッグの役員方や秘書室の方々にお渡しするようなものだから、細心の注意がいるそうです。そこには秘書室同士の戦い(?)があるそうで。
え、ユーハイムのバームクーヘンそこらで買ってきたらダメなのか…(ユーハイム美味しいよね)
秘書の世界は意外とシビアです。
結局いろいろ調べた結果、今回はこのバームクーヘンにしました。

そして私の語学力(英語)はというと
2年経った今でも、まだ全然まともに通訳は出来ません。
TOEICは900を超えましたが、人前に出たら500もないような実力です。社長に報告等もかろうじて…のレベル。
一度代理店さんとの会議の時に放り込まれたけどあまりに何の役にも立たなかったので、さすがにこりゃダメだと思われてか、それ以降幸いまだ社内以外は依頼がありません。
ちなみに私の上司の英語は特別に訓練したようなものではない、発音もネイティブみたいなわけでありません。何なら少し日本人的でさえあります。しかし英語を何のストレスもなく話す人で、かつ、誰が聞いてもめちゃくちゃ分かりやすく、「通じる」んです。
そしてユーモラスな人柄が英語でも変わりなく反映されていて、これこそが本当に「使える語学」なのだと思い知らされます。
直属のアシスタントの私はゆくゆくはこのポジションを継ぐ前提のようですが、今の自分にはかなり厳しいと感じています。
フランス語のために英語を頑張る
以上、外資勤務の舞台裏をつらつら書いてみました。
皆さんは「外資」と聞くとどんなイメージを持っていますか?
意外と、英語が出来るのはごく一部の人で、8割は出来ないまま問題なく仕事ができています。みんなが出来るに越したことはないけどそれは難しいから、私たち社内翻訳+通訳がいるというわけです。私だって誰かに訳してほしいですが(笑)
ちなみにフランス語を使う機会は微塵もありません!
内心フランス語だけに集中して生きたいけど、やっぱり世の中は英語ですね…ドイツ本社さえも、いろんな人種が混ざるようになり最近は英語モードなようです。
英語が仕事で使えて初めて、フランス語にも箔がつくのだと思うようになりました。
「フランス語だけ楽しくやっていれば良かったあの頃」が少し懐かしくもありますが、常にNEWなことに出会う仕事は、色んなテーマを訳す映像翻訳家を目指す私にとって、遠回りのようで実はよい修行なのかもしれません。
あと外資で働く女性といえば、ふと Aki Shimazaki の小説を思い出しました。「外資で社長秘書をする女性」が主人公の巻(No-no-yuri)があるのです。
過去にも Aki Shimazaki についてブログ内で熱く書いております。

というわけで、辞めたい辞めたいと言いながら、もう少しだけ頑張りますよ。
A bientôt !


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